2020.07.16
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用語解説 大物加工(大型加工)編

金属加工、機械加工における、専門用語「大物加工(大型加工)編」をわかりやすく解説致します。
機械加工ビギナーの人にとっては加工用語がなかなか覚えられない、意味が分からないものが多い事があるのではないでしょうか。
加工部品の専門商社がまとめた〈大物加工の専門用語集〉で理解を深めていただけるコンテンツとなっています。

大物加工(大型加工)

大型の搬送装置、航空部品、船舶部品、建設機械、プラント設備などに使用する大型部品を作る為の加工法のことをいう。主に5面加工機・立型マシニングセンター・ 門型マシニングセンターなどで加工する。加工できる大きさは保有する設備により異なる為、大物加工(大型加工)業界の中でも得意とする分野は大きく違ってくる。また、大物加工(大型加工)は歪みや反りが発生することが多いことや大きさゆえにワークの固定が難しいとされている。大物でありながら高精度での加工を実現する為に多くのノウハウが必要な加工といわれる。

 

長尺加工(長物加工)

ロールやシャフト、プレートなど長い製品の加工法を長尺加工(長物加工)という。長尺NC旋盤加工機などを使用して加工する。材料が長いほど、材料が震えたりすることで加工は難しくなり、大物加工と同様で専用の設備、加工ノウハウが必要となる加工である。

 

肉抜き

肉抜きとは、ワークの不要な素材部分を削る事をいう。主に重量を減らすため(軽量化)の目的で加工される。大物部品の場合は特に重量が問題となるケースが多く、対応として肉抜き加工を行う場合もある。

エージェンシーアシストでは、架台やベースプレートなどの大物加工(大型加工)や
長尺ロールや長尺シャフトなどの長尺加工(長物加工)にも対応が可能です。

 

大物部品(大型部品)/長尺部品(長物部品)/肉抜き加工の事例
大物加工
ステンレス/SUS304/ベースプレート/NCフライス加工
SUS304 ステンレス材を用い、簡易生産装置のベースプレートの加工をさせて頂きました。大きさは1000×1000程度です。

長尺加工
ステンレス/SUS303/フライス・マシニング加工
こちらはL寸300mm程度のサイズですが、1,000mm以上の長物にも対応可能です。

肉抜き加工
鉄/生産設備用機械加工部品/S45C+無電解Niメッキ
某大手メーカー様よりご依頼頂いた、生産設備用機械加工部品です。内部を深めに削り込んでいます。

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