2020.05.25
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用語解説 旋盤加工編

金属加工、機械加工における、専門用語「旋盤加工編」をわかりやすく解説致します。
機械加工ビギナーの人にとっては加工用語がなかなか覚えられない、意味が分からないものが多い事があるのではないでしょうか。
加工部品の専門商社がまとめた〈旋盤加工の専門用語集〉で理解を深めていただけるコンテンツとなっています。

旋盤加工

回転させた材料に「バイト」などと呼ばれる切削工具を押し当て外周を削ったり、穴をあけたりして加工する方法。丸棒などの材料を回転させて切削するため、加工された製品は回転体の形状をしており、その形状から「丸物(まるもの)」と呼ばれる。

 

シャフト

産業機械や製造装置などの動力伝達用に用いる回転軸。一般的に細長い棒状をしており、シャフトを中心に機械を回転させる。鉄道車両や自動車、航空機などの部品、医療機器や電子機器部品など幅広い分野で使用されている。ある程度の硬度が必要となるため、旋盤加工後、焼入れなどの熱処理を施すことが多い。

 

タイミングプーリー

タイミングベルトを使用する際に歯車の役割を果たす機械部品。一般的に円盤状で溝が彫られており、その溝にベルトを組み合わせて使用する。自動車部品に使用されることが多いが、小型精密機械などにも用いられる。強度を重視した炭素鋼製から軽さを求めたアルミ製まで材質は様々である。

 

アイドラプーリー

タイミングベルトを使用する際に滑車の役割を果たす機械部品。ベルトの位置を調整するほか、ベルトの流れを任意の方向に向けることで機械内部にコンパクトに収めることができる。ベルトの張りを調整するためのテンショナーとして使用されることもある。

 

カラー

主にベアリングやシャフトなどの位置を固定する機械部品。プーリの固定やブラケットの取り付けなどにも使用される。厚みがある円筒形をしており、ボルトなどで締めて固定する。スリット(切れ込み)が入っていてより強く締めることができるものや、メンテナンス時に分解ができるセパレートタイプなどの種類が存在する。

 

 

タイミングプーリーの製作事例

アルミ/A5056/旋盤加工/白アルマイト
軽さを重視した、アルミ製のタイミングプーリです。ギザギザ形状の部分がタイミングベルトと噛み合い、動力を伝達する重要な部品です。
表面処理には、アルマイト加工処理(白)を施しております。大きさはφ55mm程度です。

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