2020.08.04
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用語解説 幾何公差編

金属加工、機械加工における、専門用語「幾何公差編」をわかりやすく解説致します。
機械加工ビギナーの人にとっては加工用語がなかなか覚えられない、意味が分からないものが多い事があるのではないでしょうか。
加工部品の専門商社がまとめた〈幾何公差の専門用語集〉で理解を深めていただけるコンテンツとなっています。

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幾何公差

幾何公差とは、幾何特性の誤差の許容を示すもの。いわば、加工時などで生じる、形や大きさや平行さや位置などのわずかな誤差を許容できる範囲のことである。

 

真直度

真直度
真直度とは、幾何学的に正しい直線からのひらきの誤差の許容値を示す。真っすぐさを示すもので、例えば、シャフトが反っていないか、プレートの面が反っていないかなどを測る指標となる。真直度φ0.1の場合、φ0.1mmの幾何学的に正しい円筒内に収まっている場合や2つの幾何学的に正しい平面の間隔を0.1mmとし、その間隔内に収まっている場合などは真直度0.1であるといえる。

 

平面度

平面度
平面度とは、幾何学的に正しい平面からのひらきの誤差の許容値を示す。例えば、平面度0.1の場合、2つの幾何学的に正しい平面の間隔を0.1mmとし、その間隔内に対象物の平面(正確には凹凸している)の高い部分と低い部分が収まっている場合は平面度0.1以内となる。

 

平行度

平行度
平行度は基準となる面や線(データム)と対象となる面や線が平行であるかどうか、そのひらきの誤差の許容値を示す。平面度と似ているが、平行度には基準となるデータムが存在する。

 

真円度

真円度
真円度とは、幾何学的に正しい円からのひらきの誤差の許容値を示す。例えば、真円度0.1の場合、2つの幾何学的に正しい円の間隔を0.1mmとし、その間隔に対象物の円形状が収まっている場合は真円度0.1以内となる。

 

円筒度

円筒度
円筒度とは、幾何学的に正しい円筒からのひらきの誤差の許容値を示す。例えば、円筒度0.1の場合、2つの幾何学的に正しい円筒の間隔を0.1mmとし、その間隔に対象物の円形状が収まっている場合は真円度0.1以内となる。

 

線の輪郭度

線の輪郭度
線の輪郭度とは、幾何学的に正しい輪郭からのひらきの誤差の許容値を示す。例えば、線の輪郭度0.1の場合、2つの幾何学的に正しい輪郭(曲線)の間隔を0.1mmとし、その間隔に対象物の輪郭部分が収まっている場合は線の輪郭度0.1以内となる。

 

弊社では、幾何公差の受託測定も承っております。

検査負担、測定困難など「計測」でお困りなら是非ご相談ください。

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