技術や経験がないと時間がかかる作業、手作業のため精度にバラつきが出て作業スピードが上がらないなどその要因は様々です。治具は、難しい作業を誰にでもできるよう作業難易度を下げることができ、結果的に作業スピードが上がりタクトタイムの短縮(生産数増加)に繋がります。また、多くの人手がかかっている作業に対しても省人化が可能となり、人手不足の解消、人件費の削減、生産コスト減などのメリットを得ることができます。
大がかりな機械装置を導入する場合、コストや工場内のスペースの問題があります。また設計から製作期間も長くなり早期の稼働には向いていません。治具なら低コストで早期に工程導入まで実現でき、ワークの変更やパターン違いがあったとしても汎用性があるため対応が比較的容易です。
人が行う作業には限界があります。例えば、バリを取り除く加工作業を何時間も続けて行うのはとても大変です。1日を通して目検チェックを行えば、疲労が蓄積するにつれて見落としが多くなってしまいます。その場合、人の目をカメラに置き替えれば確実な検品を実施できます。作業を補助する治具を使用することで製品の品質を安定させることが可能になります。
エージェンシーアシストの専用治具製作で課題を解決!
業界、ワークは不問!「実績がないから受けてもらえない」「思った提案が出てこない」など治具製作先にお困りならお任せください。これまで1つの業界に特化せず、幅広い業界の様々な治具製作に携わり課題を解決してきました。
0から専用治具を開発、製作 技術営業と設計者による詳細なお打合せのもと、「構想・設計」「部品手配」「組立」「調整」まで一貫して対応、御社の作業工程に対して最適な治具製作を行います。
パウチ容器の半自動タイプの全数シール検査
レバー2箇所構成で省力
機能 | : | 圧入 |
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対象ワーク | : | ピン |
技術分野 | : | 産業用設備機械 |
装置機能のご説明
手動式のピン圧入機の設計から製作まで行いました。回転軸から作用点の長さが長くなってしまうことで作業性が落ちてしまう点を注意しながら構想・設計を行いました。レバー構成を2箇所にすることで問題点を解消し、小さな力で大きな圧入力を発生させる治具製作を実現しました。
段ボールに入れたまま充填可能
設計改善によるスペック最適化
機能 | : | 攪拌 |
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技術分野 | : | 産業用設備機械 |
攪拌槽 | : | 1,000(W)× 400(H)mm |
装置機能のご説明
幅1000mm、高さ400mm程度の槽があり、その中の液体を大小2枚のプロペラスクリューで攪拌する治具製作を行いました。プロペラの駆動力が少なく回転数が安定しない点と槽から引き上げる際に重量とサイズによる操作性が問題点としてありました。構想・設計から製作まで一貫して対応、見直しを行い、円軌跡で槽からの昇降を実現するよう変更を加え、駆動モーターは従来の4倍、重量は1/5まで抑えることができました。